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アコギは何よりも弦が命であり、長い間弦を変えず放置した高級機よりも張りたてのミドルクラス機の方がいい音がする……と言われるほど。要は、張りたての"ジャリーン"という感じが肝なんですね。エレキをやっていてアコギを始めた方は軽視しがちですが、エレキとは比べ物にならない程影響があるので、最も大切な部分です。

と以前の記事に書きました通り、アコギのサウンドは

  • 弦からの直接音(ハイ)
  • 胴で共鳴した音(ローミッド)

から成り立っており、弦のサウンドはダイレクトに効いてきます。

私はGibson B-25を使っていますが、実際に使ったことのある弦を以後書き連ねていこうかと思います。

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ゲージについて

ゲージ……つまり弦の太さですが、鉄弦を張るアコースティックギターの場合「.012~.053」が標準(レギュラー)といわれ、音量や音の太さを求めるならばこれよりも太いゲージを、ソロギター等で弾きやすさや求める場合は細いゲージを張ることになります。

私の場合は大勢の前での一人弾き語りなどはあまりせず、ドラムやベースを含むバンドと合わせたりボーカリストに合わせてオブリガート的にフレーズを挟むのが好きなので、カスタムライトと呼ばれる細めの「.011~.052」をメインに使っています。ピッキング強弱への反応、コードストロークの太さと弾きやすさ、1・2弦の抜け、すべて良いバランスです。

レギュラーゲージと比べると確かにローの太さや音量感は減りますが、ライブで使ったりするなら弾きやすさを重視しても問題ないと思います。

Gibson - Masterbuilt Premium80/20

銅80%、錫20%の合金を使用した、現在主流の材質で作られたブロンズ弦。

ギターがGibsonですのでやはり合うんですね、ベストマッチ。ローミッドの太い音で、指でポロンポロンと弾いたり、ブルージーにバッキングしたりするなら本当にこれしか考えられません。それこそずっと弾いていられます(笑)

弾いていると、アメリカの片田舎にある古いバーが浮かんできます。きらびやかさは下のPhosphorに劣りますが、グワ~ンと回るようなミッドの奥深い響きが最高です。

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DADDARIO -EJ26 "Phosphor"

楽器店などに行くとたいてい勧められるこのシリーズ。

原料にリンを加えることで、80/20構成の弦と比べきらびやかな高音が特徴のブロンズ弦。

コードチェンジ時に聞こえる、アコギらしい「キュッ」という音が可愛らしく響きます。ソロギターに相性がいいですね。とはいえもちろん音には太さもあり、かつ寿命も長いので安定している弦で、アコギらしい音にしてくれます。

JOHN PEARSE - 170

上記2種とは違い、この弦は「強烈な特徴」が薄いのが特徴。

傾向的にはGibsonの太い音ですが、強烈な太さというよりは包み込むような優しいローエンド。ハイもきらびやかというよりは「キラッと光る」といった具合で、本当に綺麗な印象を受けます。

これを使うと、ちょっと陰のある雰囲気で格好いい曲が書けます。

ロックにコードを鳴らすより、優しく寄り添ってくれるようなサウンドの弦ですね。

↓ちなみに、秦基博さんが使ってるそうな↓

小物をご紹介

アコースティック楽器は、基本的に湿度が低いほうが"良い音"になります。急激な温度変化や、日本の高温多湿な気候は楽器自体にもダメージを与えることがあるので、楽器を長持ちさせるためには

  • ケースには保温・保湿剤を入れる
  • 冷房や暖房の風を直接当てない

等のメンテナンスも必要です。

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