Classic Pro CM5、1,000円。
Shure SM58、10,000円。
Shure 565SD、10,000円。
Neumann U87 Ai 300,000円。
比較です。
Shure SM58/S
9,800円。
ライブではプロだってこれを使います。
発声と声量がしっかりしていれば、これでも及第点のサウンドが録れます。
最高点を出すのは難しいですけれどね。
PANTERAのダイムバック・ダレルのように、
ギターアンプのレコーディングに使われる例もあります。
Classic Pro CM5/S
1,080円……せんえん。
驚愕の価格としか言いようのないCM5。

マイクスタンドねじとホルダー・ケースがついてこの価格は
本当に頭がおかしい(笑)
CM5にS(スイッチ)がついてCM5/S。
リハーサルスタジオ等で実際に導入されているところも見かけます。
動画でも触れていますが、他のダイナミック(SM58と565SD)に比べて出力が大きいです。
他のマイクには無い、U87Aiライクな「ミッドハイの張り付き感」が見られます。
それがたたってハイがぎらついているようにも感じますが、いわゆる
「処理された音」としては58よりボーカルにマッチした音であると考えます。
どうなることか当スタジオでも賛否分かれておりましたが、
単体でかなり抜けのいい音が得られる、「使える」マイクでした……。
Shure 565SD
10,000円。
SM58の先輩にあたり、
Queenのフレディ・マーキュリーやJimi Hendrix等のライブ映像
でも見ることのできる、古くからあるマイクです。
ボーカルだけでなく、ドラムやギター等のマイク録りで使われている写真も見られます。
当時は、なんでもとりあえずこのマイクで録っていたんですね。
今回比較した、当スタジオ所蔵のものは冬山の倉庫にほったらかしにされていたものなので、
グリルのスポンジが湿気てしまっています(笑)
新品のサウンドとは違うかもしれません、参考程度にどうぞ。

コンデンサマイクのダイアフラムがこうなると本当に致命的なので、
こういった温度と湿度を管理するアイテムは重要ですよ……
Neumann U87 Ai
ことあるごとに登場する、あらゆるエンジニアの「とりあえずマイクです(笑)
周波数レンジ、コンプ感、使い勝手等、あらゆる分野で80点の点数を収める優等生ちゃん。
実はU87(無印)というモデルが1970年代にかけて存在し、
現在流通する「U87 Ai」はそのリイシュー品になります。
CM5/Sと共通する、声の「聞きやすさ」「張り付き感」は87の特徴です。