※この入力トランスの換装は、出力トランスの換装と比べると多少難易度が上がります。
ご自分で試された際、万一不具合が発生しましても責任等は一切負えませんのでご理解ください。
↑入力トランス。基盤の裏面にハンダづけされていますので、交換には一度基盤を裏返さねばなりません。そのためには…
↑2つのノブをマイナスドライバーで外して、フロントパネル四隅のボルトも六角レンチで外します。すると
↑フロントパネルがとれますた。
↑フィルターの切り替えスイッチの裏側にある、このネジをはずせば…
↑このセクションの基板がフリーになります。その下にある…
↑この棒的なものを緩めれば…
↑これもとれます。そして、入力トランスやトランジスタがハンダされている、下のメイン基板を固定しているネジを全部外せば…
↑ようやくお目当ての基板が全部フリーに。
↑ハンダ吸い取り器を使って、入力トランスを固定しているランドのハンダを除去。Pre 73 MK3の場合、あらかじめ搭載されているトランスとCarnhillトランス、一枚で両方に対応できるように基板設計がなされていますので、正直このランドは潰してしまっても問題はないです。
↑30分近い悪戦苦闘の末、ようやく無傷でトランスを取り出すことに成功。
ハンダ吸い取り器を使った場合は、この段階で多量のハンダ屑がシャーシ内に落ちていると思いますので、しっかり除去しておきましょう。
↑Carnhillトランスを載せます。基板のランドにぴったり入ります。
↑入出力ともに、Carnhill製トランスへ換装完了!