1番好きなギターサウンドはAC/DCのマルコムヤング。
AC/DCといえば、Back in Black。
AC/DCといえばNeumann U67/U87、MCIコンソールそしてNeve 8078。
ギターアンプのサウンドメイキングは、他の楽器と比べてもアンプの設定/腕/機材如何な部分が強いので、マイクを選ぶ際には"音"というより"質感"を選ぶと捉え、音作りはマイクに入る前で済ませるのがベター。
SHURE SM57
ギターアンプ収音の業界標準。レコーディング分野でもPA分野でも、とりあえず準備されている可能性高し。
ピッキングのアタックとミッドレンジのバランスがとれた、聞き慣れたサウンド。
これを使って変な音になった場合、それはマイクに入るまでのどこかがおかしい。それくらいに定番のマイクです。
ちなみに、Nickelbackのチャド的な、
あるいはNirvana的なガサガサした声のロックボーカルをこのマイクで録ると凄まじく格好いい音で録れます。コンデンサだけがボーカルマイクじゃない!
Sennheiser e906
他のマイクと比べると比較的新しい世代のマイク。
平べったい形状で、アンプの上から前にマイクケーブルで垂らして"設置"することができ、マイクスタンドいらず。
SM57と同じダイナミックマイクではありますが、より低音までしっかり捉える印象があります。
カリッとしたミッドハイでピッキングを気持ちよく聞かせ、より自然かつ簡単に完成形のギターサウンドに仕上げてくれます。
Sennheiser MD421
通称クジラ。横に寝かせて並べると完全にクジラです()
"ダイナミックマイク臭さ"のない高域の周波数特性を持っており、ゲインの高いサウンドも輪郭をぼやけさせることなく収録できます。
反面、音の壁的なサウンドを狙うのなら、オンマイク気味に狙うとアタックの強いこのマイクをメインにはしない方が近づけるかと。
SHURE SM58
ボーカル用のイメージが先行するSM58ですが、ギターアンプ用としても使用実績は多いです。
例えば、PANTERAのダイムバック・ダレルのギターサウンドはそのほとんどがSM58によって収録されました。
さて、今回紹介したマイクは、いずれもギター収音に実績のあるマイクです。
どれをどのように使っても、サウンドそのものが破綻していなければ「及第点以上」のサウンドは録れるはず。
楽曲の方向性やほかの楽器のサウンドとの兼ね合いで、どの音が求められているのかを考えて選択をしてください。