
2019/11/13~15日にかけて幕張メッセイベントホールにて行われました、映像制作や情報技術の最先端展示会「interBEE 2019」に参加してまいりました。
この記事では、音楽制作者/DTMerやスタジオ目線でレポート。NAMMなどとは違い放送や制作系の業界がメインですが、プロオーディオ部門としていくつかの企業が出展しています。
Hook UP
MAMLEYやUNIVERSAL-AUDIO、Rupert Neve Designesといった高級ブランド的な製品を展示。








Avid
interBEEはどちらかというとMAとかポスプロの"Media Composer"カラーが強めですが……?


2019/11/15現在世界に4台しかなく、うち2台が会場にあったそうな(笑)
~スタンドの説明書きより引用~
価格:¥168,300(税込)
Avidのハイエンド・コンソールの比類のないスピード、豊富なビジュアルフィードバック、ソフトウェアとの統合を、限られたスペースや予算に応じて簡単に導入できるサーフェース。
~スタンドの説明書きより引用終わり~
TAC System
iZotopeやNecter、Neutronを使ったセミナー。というか、通りがかった音楽制作系セミナーのほとんどで「Ozone8/Ozone9」が使われていましたよ。
NECTARやOzoneは、商業のスタジオでも普通に使っています。特にポスプロでは大変重宝!
● Ozone 9 Advanced
● Tonal Balance Control 2
● Neutron 3 Advanced
● Nectar 3
○ Celemony社のMelodyne 4 essential(別途ダウンロード必要)
● RX 7 Standard
● VocalSynth 2
● Insight 2
● Relay
● Exponential Audio R4
● Exponential Audio NIMBUS
■これだけ入って、何故か¥63,360 税込。在庫僅少とのこと、検討中の方はお急ぎください。





定価¥170,000のRX Post Production Suite 3(無償アップグレード権付き!)が現在¥96,030(税込)。
破裂音/マイクのバンプ音/不安定なレベルなどの問題を抱えたオーディオを修復し、音質改善が行えるソフト、RX 7に加え、自動でEQやコンプ処理を行ってくれるNeutron 2 ADVも収録。Neutronも3へと無償アップグレード可能です!

Media Integration
Ozoneを使ったマスタリングセミナーを聞きつつ、Waves社やMcDSP等安定メーカーの最新情報を。





~スタンドの説明書きより引用~
高品位なRed Evolutionマイクプリを搭載する 2×2入出力のDante 対応コンパクト・インターフェイス。ダイレクトモニタリング機能でボーカルブースにも使用できるなど幅広い使い方が可能。
税別価格\110,000~スタンドの説明書きより引用終わり~
MI7
個人的に、今回最も気になったのがこちら、Sofube Console 1 Fader。

私がわざわざアメリカに渡ってセミナーを受ける程尊敬しているProducer/Mixer、Micheal Brauer氏も愛用するSoftube Consol 1。
SSL4000Eや9000K、API等を再現するそのサウンドはUAD-2と完全に並び、使い勝手とミックス時の感覚は完全にアナログのミキサー。

そんな、EQとコンプ、ゲートをコントロールする従来のConsole 1に加えてFaderを導入すれば、さらにトラックボリューム操作とトランスポート操作をもフィジコンにて可能に。ただし、トランスポート機能が全DAWで使えるかは未確認。詳細の発表はおそらく年内とのことでした。
ボリューム、各チャンネルの歪み具合、ドライブのキャラクター(歪み方)のノントロールも可能。頻繁に変えるものではありませんが、フェーダータッチ、意外と便利です。


Solid State Logic
70年代エイコーンAシリーズの時代から、アナログコンソールとしては比較的クリアな音を志向する印象。でも無菌室とまではいかないのが美味しい。SSL SiXもその例に漏れず。






HIBINO
AKG/Harman社のヘッドホンを聞き比べられるブース。
私自身は、AKG K271 MK.2を使用しています。
YAMAHA
ラインアレイスピーカーなどありつつ、DAWでNeundo 10。
