

はじめに
どうも、ベーシストのKazuhiroです!
今回は、私が今現在取り組んでいる
「大人のための音感トレーニング本」(著:友寄隆哉)
について話したいと思います。
「音感があったら簡単に耳コピできるのに...」
「音程を外さずに、上手に人前で歌いたい!」
これらの悩みを解消するには
やはり音感を鍛えるのが
一番だと思います。
幼少期からピアノをやっていたとか
音楽に慣れ親しんできた方の中には
絶対音感を身につけている方も
多いと思います。
正直、本当にうらやましいですよね(笑)
聞こえた音がドレミなどで聞こえてくるなんて
本当に素敵だなぁ
楽しいだろうなぁと思います。
かくいう僕自身
ベースを始めたことで
音楽に触れるようになったのですが
それが中3の時。
当然ながら、音感なんて
まったくもっていません。
しかし
「音楽をやって生きていく」
と決めたからには
音感を鍛えることは
マストだろうということで
日々トレーニングをしています。
そんな中、僕が出会った本が
「大人のための音感トレーニング本」
なのですが、
これが、内容も面白くて
トレーニングも効果的だと感じたため
その良さについて少し話していきます。
目次
1. 音感の種類
2. 絶対音程感とは?
3. 「大人のための音感トレーニング本」の特徴
1. 音感の種類
そもそも、音感にはどのようなものが
あるのでしょうか?
一般的には次の2つがあるとされています。
①「絶対音感」
②「相対音感」
このうち、①の絶対音感とは
ポーンとなにか音が聞こえたときに
「あ!ドの音だ!」
といった具合に
他の音などに頼ることなく
音高を正確に把握できる能力のことを言います。
脳が、音を正確に記憶しているわけです。
②の相対音感とは
たとえばドの音を聞いたあと、
もうひとつ音を鳴らしてもらったときに
その音が何の音かわかるというものです。
ある音を基準にして
その基準と比較して音を探るため
相対音感と呼ばれるわけですね。
これらのうち、もちろん
①絶対音感があれば便利ですが
残念ながら幼少期にしか
身につかないとされています。
そこで、僕のように
ある程度、大人になってからは
成人しても取得可能とされている
②相対音感
を身につけていくことが基本となるわけです。
2. 絶対音程感とは?
上記のように、ある程度
年齢を重ねてから
音感を身につけようとする場合には
「相対音感」
を鍛えていくことが大事になります。
ところが、今回紹介する
「大人のための音感トレーニング本」では
絶対音感、相対音感に加えて
「絶対音程感」
について書かれています。
いったいどのようなものなんでしょう?
たとえば、曲を歌うとなった場合に
相対音感がある人は
伴奏があれば、その音を基準として
正しい音程のまま歌うことができます。
しかし、無伴奏の状態でも
最初の音だけ分かれば
その音を基準として正しい音程をキープできる。
このような音感のことを
絶対音程感と本書は呼ぶわけです。
ある意味、最初の音を基準とすることから
相対音感の一つとして
捉えることもできるとは思います。
しかし、伴奏などにあまり気を取られず
自身の音程感のみを頼りに
最後まで正確な音をキープできるのは魅力的ですね。
3. 「大人のための音感トレーニング本」の特徴
そんなわけで、本書では
「絶対音程感」なるものの習得を目指して
様々なトレーニングが用意されています。
ある音を聞いてから
次の音までの音程をしっかりと把握する。
そして、実際に
楽器を弾いたり、歌ってみたりして
音を確認していくというのが
おおまかなトレーニングの流れです。
しかも、ただトレーニング法が
書かれているのみならず
音階の読み方や、音程の数え方についても
しっかりとした説明があり
初心者の方でもとっつきやすい本だと思います。
さらには筆者独自の音楽理論についても
詳細に書かれており
ある程度音楽に通じている方でも
きっと新たな発見があることと思います。
付属のCDには
「上を向いて歩こう」
「ドレミの歌」
などの曲音源だけではなく
和音を聞き取る練習用の音源も
一緒に収録されており
トレーニングの際に非常に便利かつ効果的です。
かくいう僕自身も
まだまだトレーニング中ですが
音程を正確に把握するにはまだまだ遠いものの
曲を聴いている際の
音の解像度が上がった気がします。
音感を鍛えると
曲そのものが非常に豊かに聞こえるなぁ
と実感している最中です。
「人前で上手に歌を歌いたい!」
「いろんな曲を瞬時に耳コピして演奏したい!」
「セッションで、かっこいい即興フレーズを弾いてみたい!」
そんな方は、ぜひ手にとってみてくださいね。